死にたくなった話
死
人間は簡単に死ぬって言っても、自ら死ぬのはなかなか大変です。
たとえば首を切り落とすにしても、刃が肌に触れたその瞬間は痛いに決まっているのです。
たとえば飛び降りるにしても、地面に体が触れてから意識が遠のくまでの間、苦痛が心身を支配するに違いないのです。
じゃあどうすればいんですか。
今日死ねばいいのか明日死ねばいいのか、それすらもわかりません。
誰か、誰か私を、苦しまずに、優しく、殺してくれる人はいませんか。
今日こそはと思っていました。今日こそ自分はこの世を去る気でいました。
自殺場所はもう決めてあります。あとは実行するだけだったんです。
でも、実行はできませんでした。
死にたいというより消えたい、消えたいというより死にたくないのです。
僕は死にたくないのです。でも消えてしまいたいのです。煙のように消えることができればどんなに良いかわかりません。
どうして今日死ねなかったんでしょうか!
誰か助けて下さい。
先生に怒られた話
僕は今頓服として「セパゾン」を利用しています。
セパゾンは、抗不安薬で即効性があり、自殺願望をおさえてくれます。しかし、飲み始めには眠気やふらつきなどの副作用が色濃く出てしまうらしく、僕もそのうちのひとりだったようです。
あまりに眠く、眠いときは保健室を利用するようにと医者からも言われていたので「寝させてください」と僕が言うと、「そんなに眠くなるんだったら頓服なんて飲むな」と怒られました。
僕は鬱病です。薬を飲みながらなんとか学校に行っているようなものです。
頓服はそんな僕にとって最早必要不可欠であり、お守りのようなものでした。
それを飲むなと言われて、じゃあ学校に行かないしかないじゃないかと思って、目の前が真っ暗になりました。
・無事に学校に行くこと
これは達成できました。
なので明日は、・泣かない で。